機能性繊維を医療分野へ販売展開
高吸湿発熱繊維「モイスケア®」が手術用保温掛け布に採用
当社はこれまで、機能性繊維であるアクリレート系繊維を、主に衣料素材や産業資材として販売してきました。このたび、アクリレート系繊維が手術用保温掛け布に採用されたことを機に、今後、積極的に機能性繊維を医療分野へ販売展開していきます。
アクリレート系繊維は、アクリル繊維の化学変性によりさまざまな機能を付与した機能性繊維です。これまで当社は、高吸放湿繊維「モイスファイン®」、高吸湿発熱繊維「モイスケア®」、さまざまなガスを吸着する「セルファイン®」などの特徴あるアクリレート系繊維を、主に衣料素材や産業資材として販売してきました。
その1つである「モイスケア®」は、高吸湿素材として当社が開発し、すでにスポーツウェアやアンダーウェア、寝具などにも用いられています。その高い吸湿発熱特性が評価され、このたび「モイスケア®」が手術用保温掛け布に採用されました。
今後も、これらのアクリレート系繊維の高い機能性を十分に発揮できる分野として、幅広く医療分野へ販売展開していきます。
高吸湿発熱繊維「モイスケア®」を使用した手術用保温掛け布の特長
一般に手術中の患者の体温は、麻酔の影響や体温調節機能の抑制により低下し、さまざまな問題を引き起こします。これまでは体温低下を防ぐため、バスタオルやアルミ薄膜シートが用いられていましたが、十分には効果が得られていませんでした。「モイスケア®」を使用した手術用保温掛け布は、これらを補う高い保温性を持っています。
「モイスケア®」は、人体の水分を吸湿すると吸着熱により発熱する機能性繊維です。この手術用保温掛け布は「モイスケア®」を高混率で配合し、保温性を高めています。
2015年度に医療分野で、「モイスケア®」をはじめとするアクリレート系繊維の売上高10億円を目指します。