2009年11月4日
2010シーズン向け水着素材販売戦略についてシャーベットカラーとブルー系で、ナチュラルで落ち着いたトーン心の平穏と自然の癒しとのつながり
東レ(株)は、2010シーズン(2009年10月~2010年9月商戦)向け水着素材販売プロモーションを『(心の癒し)』のテーマで展開し、「心の平穏と自然の癒しとのつながり」をコンセプトに、やさしくナチュラル感のある、しっとりと女性らしいスタイルを提案します。
2010シーズンの婦人遊泳水着においては、新たに産学連携の試みとして、学校法人モード学園とコラボレーションを進めており、ファッションやプリントデザインの勉強をしている学生によるデザインコンテストを行いました。優秀作品9点につきましては、水着アパレルメーカーの協力のもと商品化し、東京・名古屋・大阪の百貨店店頭で販売を行う予定です。 これらプロモーションの顔となる2010年東レ水着キャンペーンガールには、すでにファッション雑誌『with』の専属モデルとして活躍中の 鈴木ちなみ(すずき ちなみ/岐阜県出身、20歳/(有)クラッチ所属)を起用いたしました。2009シーズン結果:悪天候や新型インフルエンザの影響から苦戦
2009シーズンの東レ水着素材商戦の実績は、昨年に引き続きメンズ向けトップスやラッシュガードといった新規アイテムで健闘するも、市場全体の低調傾向をカバーするには至らず、前シーズン対比93%の826万枚となりました。婦人遊泳水着については、店頭の早期立ち上げなどにより専門店を中心に6月までは、昨シーズン同様に衣料品全般が苦戦する中、健闘してきました。しかし、7月については新型インフルエンザの流行や梅雨明けが発表されなかった関西及び東北圏の悪天候の影響もあり非常に苦戦し、8月のお盆明けから盛り返すも7月の落ち込みをカバー出来ず、最終的には前年対比90%の着地となりました。
2010シーズン事業計画:高付加価値品の投入により2009シーズンと同等を計画
2010シーズンも市場環境は非常に厳しいことが想定されますが、当社の強みを活かした高付加価値品の投入と市場へのマーケティング活動を強化し2009シーズンと同等の販売量を計画しております。
【遊泳水着】モード学園との産学連携企画も加え市場の活性化を目指す 東レはモード学園との産学連携による水着企画を立ち上げ、アパレルメーカーや店頭と一体となり遊泳水着市場の活性化を図って参ります。具体的にはモード学園の生徒からデザイン画を募集し、応募総数約800点の中から、店頭やアパレルと選考した優秀作品9点を(株)三愛、(株)トータス・イレブン、東レ・ディプロモード(株)にて製品化し、小田急百貨店新宿店ハルクスポーツ、阪急百貨店イングス館、三愛水着楽園他にて販売致します。 また、4月下旬にはモード学園のコクーンタワーにて弊社キャンペーン商品と今回の産学連携企画による水着のショーを実施致します。【メンズ水着】認知度UPに伴うトップスの安定拡大 2006シーズンから展開しているデサント社「アリーナ」ブランドとのメンズ水着企画「T-body」については認知度アップに伴い、順調に伸びています。遊泳水着市場全般が天候不順、消費不況に伴い苦戦している中、メンズのトップスはアイテムとしての認知度向上から取り扱い店舗も増えており「T-body」についても昨シーズン対比約150%と大幅に拡販致しました。【ラッシュガード】紫外線対策で婦人・子供向けのラッシュガードが定番化 昨シーズンより水際での日焼け防止アイテムとして広く一般化したラッシュガードについてはフィット感のある従来の2WAYトリコットタイプに加え、フィッティを中心としたポリエステル100%のルーズタイプ素材により、ジップアップパーカータイプなどの新しいアイテムへも拡販致しました。 また、来シーズンについてはUV素材や、生地に水がつきにくいカルライトなどの機能商品を、引き続き積極的に提案していきます。【競泳水着】ルール適合型高機能商品の開発 2009年は、北京オリンピック以後の高速水着開発が話題となり、さらには、FINA(国際水泳連盟)の水着に対するルール改正もあり、競泳水着は新たな転機を迎えました。2010年は、FINAの新ルールに適応しながら、よりマーケットニーズにあった商品開発を行い、市場に提供して参ります。素材展開:リサイクルポリエステル素材トリンティエコと環境配慮型素材フィッティのバリエーション化によるエコ素材の充実
2010シーズン向けには、昨シーズに引き続き環境配慮素材を遡及していきます。あらたにリサイクルポリエステルを使用したトリンティエコを立ち上げました。また、遊泳用に昨シーズンより展開している環境配慮型素材フィッティについてはデニムタイプを加え、バリエーションの拡充をしております。
従来からある冷感軽減素材サラカラや砂付着防止素材サンドプルーフ、UVカット機能のある防透け素材のボディシェルといった機能素材に加え、環境配慮型素材を定番素材に加える事で更なる拡販を目指します。東レは今後も、トレンドに応じてきめ細かく新素材を展開し、ますます高感度化・細分化する消費者の感性に応えるとともに、多様化する水着の着用シーンに対応した快適機能素材を提案し、機能性とファッション性の両方を満たす「水際ウェアの総合的な快適性」を追求して参ります。東レの水着素材は、優れた伸縮機能を有する繊維「ライクラ®ファイバー」を使用しています。東レの水着素材に使用されるライクラ®ファイバーは、プール水中塩素に対する高い耐久性があり、快適なフィット感が持続します。ライクラ®ファイバーは、東レとインビスタ社の合弁企業である東レ・オペロンテックス社が、インビスタ社からのライセンスのもと、国内で製造・販売しています。
*ライクラ®ファイバーはインビスタ社の商標です。なお、詳細は次の通りです。
記
I. 2010シーズン東レ水着素材販売 キャンペーンテーマ
世界的な規模で広がる経済危機や地球温暖化は、消費者の豊かさへの意識を変化させるきっかけとなりました。その為、モノに対する意識の変化や購買活動への変化、古い時代からのノウハウや知恵を積極的に取り入れようとする等の思想・哲学の変化、そして消費スタイルの変化など、エコロジー的考え方や不況によって様々な変化が起こり始めています。そういった変化の多い世の中、人々は生活と心を豊かにする本質的な価値観に目をけます。2010シーズンは、心の平穏と自然の癒しとのつながりをテーマにしました。
2010シーズンの水着は、品質、ファッション性、最先端技術のあらゆる要素が求められます。より高いパフォーマンスと革新性実現したスイムウエアの新開発素材は消費者に付加価値を提供します。II. 2010シーズン水着ファッション提案
1.スタイル傾向
3点セットは、相変わらず人気定番化の3点セットは、ショーツとパンツが一体化しているキュロパンが新たに登場したり、他コンビネゾンといった上下つながったアイテムが更に増加します。フリルチューブが新たに登場海外の水着では定番のチューブトップ(バンドゥー)が、フリルを付けてかわいく登場。従来のチューブトップは、胸の形が綺麗に定まらない悩みがあったことに対し、フリルチューブは胸の大きさに関係なく、綺麗に見えることがポイントです。単品アイテムの充実単品アイテムが定番化しつつあります。ラッシュガードやショートパンツなどのアイテムを、好みや用途に合わせて購入すれば、オリジナルのコーディネートが楽しめます。ヤングではTバックの単品が定番化しています。フィットネスでもトップスの単品売りがでてきます。バストアップ演出効果小ぶりなバストに対する悩み改善を目指すための工夫が色々とトップスに出てきています。下着のノウハウを水着のトップスにも転用して胸の谷間を作る商品や、通常のトップスについてもワイヤーホルターが定番となります。変化するディティールファッションのトレンドから、水着でもチャームなどの付属のアクセサリーが、実用的な付属に変化しています。例えば、髪を結ぶシュシュや、フィットネスでは、キャップやグローブ付きになっています。2. 素材傾向 「エコを意識した素材が充実」
2010シーズンの婦人遊泳水着は、品質・ファッション性に加えて、消費者が水着を選ぶポイントとして「エコ」も重要なポイントのひとつとなりつつあり、当社でも、昨シーズンに引き続き環境配慮素材を遡及していきます。2010シーズン向けには、リサイクルポリエステルを使用したトリンティエコを立ち上げました。また、環境配慮型素材フィッティについてはデニムタイプを加え、環境配慮素材をバリエーション化しております。東レの水着素材は、当社特品ポリエステルやナイロンに、耐プール水性の高いポリウレタン弾性繊維「ライクラ®ファイバー」を組み合わせており、1989年の発売以来、素材バリエーションを広げ続けています。なお、2010シーズンに展開する主要素材は次の通りです。
なお、2010シーズンに展開する主要素材は次の通りです。
トリンティエコトリンティエコは限りある地球資源を有効活用するためにケミカルリサイクル技術を応用した、再生型素材「エコユース」を使用しています。「再生型」とは、ペットボトル、製造工程くずなどを原料としてつくられる製品。トリンティエコに使用しているリサイクルポリエステルについては、石油からポリエステルを作るのと比べ、製造工程におけるエネルギー消費量を約85%節約、二酸化炭素排出量を約80%削減しております。。フィッティフィッティは原材料の一部に植物由来の原料を使用している環境配慮型素材です。従来のナイロン・ポリエステル100%のストレッチ素材より優れた伸縮性を持っている快適ストレッチ素材で、プールの塩素に対しても優れた耐久性を発揮しますので、スクール水着・練習用水着・スパウェア等の高耐久性を求められる用途にも適しています。2010シーズンについては、ファッション水着向けにとしてデニムタイプの素材が新しく加わります。サラカラ シリーズ特殊速乾構造により水中から上がったときの冷え感を軽減する特性(保温性・肌面非保水性・接触温冷感・低通気性)に優れた速乾水着素材です。抜群の知名度を誇るサラカラですが、UVカット機能を加えたサラカラUVや保温性能をアップしたサラカラHOT、またソフトフィットネス向けのサラカラfor ワークアウトなど、バリエーション素材も好評です。トリンティUVカチオン可染ポリエステルの新バリエーションとして、従来のブライトポリマータイプに加え、新たにフルダルポリマーを使用し、UPF(紫外線保護指数)50+ を実現した素材です。マット感と高発色性を兼ね備えており、プールの塩素による色落ちにも強いので、遊泳水着からフィットネス水着まで幅広いアイテムで使用することが出来ます。3. カラー傾向 「シャーベットカラーとブルー系」
2010シーズンのキーカラーは「シャーベットカラー」と「ブルー」。昨シーズンの力強いカラーとは変わって、優しくてナチュラルなカラーレンジが増えてきます。加えてデニムの定番ネイビーをはじめ、ブルーのバリエーションがトレンドに。4. プリント傾向 「ぼかし調の優しいタッチ、心を和ませてくれるモチーフがポイント」
タイダイやグラデーション、ぼかし加工、といった無地ライクなものが特徴です。水着には欠かせない花柄も、水彩調の優しいタッチになり、加えて蝶々やハートなど癒しモチーフのものがポイントになります。久しぶりに登場した転写柄もヴィンテージ感覚で表現。
III. 2010シーズン 東レ水着素材 販売計画