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プレスリリース(2010) > MDブリッジ 第1号橋町田橋が完成
2010年04月27日
MDブリッジ 第1号橋町田橋が完成
-低桁高・低コストを実現-
三井造船株式会社 (社長:加藤 泰彦)は、新橋梁形式「MDブリッジ」が採用された町田橋上部工事を東京都より受注し、建設工事を進めていましたが、このほど完成し2010年3月23日に町田橋が開通しました。
今回完成したMDブリッジは、三井造船、ドーピー建設工業(株)(社長:荒木 映世)、三井造船鉄構工事(株)(社長:吉川 寿重)が共同開発した、低桁高・低コスト・短工期を実現した新形式の中小支間複合橋梁で、新技術情報システム(NETIS)に登録しています(KT-070099-A)。
MDブリッジが実施工として初めて採用された町田橋上部工事は、東京都世田谷区の野川(多摩川の支流)における河川整備事業に伴う橋梁の架け替え工事で、地域住民の安全・安心な生活のため、河川改修事業とともに早期の完成が望まれていました。
三井造船は、架設工法の変更など工期短縮を図り、MDブリッジを工期内に完成させました。
本工事の特長は以下のとおりです。
(1)低桁高
町田橋は、河川の計画高水位が高く、桁下高に余裕が無いため、桁高を低くする必要がありました。MDブリッジは、下フランジとウェブを鋼部材で形成し、上フランジをコンクリート部材としたコンパクトな断面で、桁高支間比で1/34(桁端部で桁高880mm)を実現しました。
(2)低コスト
MDブリッジは、無補剛のウェブ構造などで製作コストを低減できるうえ、死荷重が軽くPC橋より主桁本数や支承数が減少できるため、施工コストを縮減できます。町田橋では、当初、計画されていた鋼床版鈑桁橋に対して、工事費の削減が可能となりました。
(3)狭い架設ヤードと搬入路
現場は、十分な架設ヤードを確保することが困難なうえ、部材搬入路も狭い住宅街にありました。MDブリッジは、分割して桁を運搬できることに加えて、桁重量も軽いため、このような厳しい現場条件でも適応することができました。
(4)工期短縮
河川上に設けた桟橋からクローラークレーンを用いた地組立一括架設と、横取り架設を併用した架設方法を提案し、工期の短縮を図りました。
なお、ドーピー建設工業は、MDブリッジが採用された栗尾バイパス橋梁新設工事(3号橋梁)を京都市より受注し建設工事を進めています。完成は2010年9月を予定しています。
また、橋梁形式の比較選定用にMDブリッジの概略自動設計プログラムを開発し、2010年3月より、プログラムを三井造船ホームページに公開しています。
http://www.mes.co.jp/business/infra/md/md_01.html
三井造船グループは、河川改修による橋梁の架け替え工事を主として、MDブリッジの営業展開を図るとともに、連続化などMDブリッジの適用範囲拡大を目指して研究開発を進めています。これからも、低桁高・低コストを実現したMDブリッジの普及を図り、インフラ整備に貢献していく所存です。